ジャンル・エリア : 石川 2010年02月01日

人間国宝から新進気鋭の作家の作品が並ぶ「日本伝統漆芸展」=県輪島漆芸美術館で
第27回日本伝統漆芸展が、輪島市の県輪島漆芸美術館で開かれている。同美術館、日本工芸会の主催で、2月21日まで。
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東京に次いで全国2番目となる輪島会場には、重要無形文化財保持者(人間国宝)をはじめ、入賞、入選の全作品111点を展示。漆芸界の重鎮から新進気鋭までの作家の素晴らしい作品がそろい、見応え十分の展示となっている。
輪島市からは、東京都教育委員会賞受賞の内野薫さんの「蟷螂(とうろう)木地蒔絵(まきえ)茶入」をはじめ、特別出品の人間国宝・審査委員前史雄さんの沈金棗(なつめ)「渚(なぎさ)」、人間国宝小森邦衞さんの「網代亀甲盆」、鑑査委員山岸一男さんの沈金螺鈿(らでん)小箱「茗荷(みょうが)の子」など22人の作家の作品が並び、漆芸王国・輪島をアピールしている。
会期中の毎週日曜午後1時半から列品解説もある。
(石本光)