ジャンル・エリア : 静岡 2010年02月10日

ライラック号を前に思い出話をする高須修さん(左から2人目)=9日、浜松市東区役所で
匠(たくみ)の技が息づく浜松産オートバイの名車「ライラック号」の展示が9日、浜松市東区役所の市民ホールで始まった。
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ライラック号は1948~64年、同市中区にあった「丸正自動車」が製造。動力をチェーンではなくシャフトで伝える構造で注目を集めた。
展示されているのは「ライラック友の会」のメンバーが所有する250cc2台と125cc1台。いずれも発売から50年ほどたつものの、このうち2台は現在でも走行可能という。
また会場には、同号のエンジン開発設計に携わった東区中田町の高須修さん(75)が手書きした設計図なども並ぶ。高須さんは「当時は『世界にないものを作りたい』との思いだけだった。その心意気を感じてもらいたい」と話した。展示は19日まで。入場無料。