ジャンル・エリア : 福井 2010年02月24日

若手窯元が手掛けた菓子器(手前)に見入る来場者たち=越前町小曽原の県陶芸館茶苑で
ひな祭りに合わせ、県陶芸館は23日、ひな人形と越前焼を一緒に楽しむ「越前焼とひな人形のおもてなし会」を越前町小曽原の同館茶苑で始めた。華やかなひな人形と若手窯元による越前焼の菓子器で茶席を彩り、くつろぎの空間を演出。来場者に越前焼の魅力をPRする。3月7日まで。
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菓子器は、町内の30代を中心とする窯元7人が、和菓子に合うよう手掛けた新作で、気に入った作品は購入できる。ひな人形は10セットを展示。越前焼のプチひな人形も登場し、来場者の注目を集めた。
訪れた人たちはひな人形の愛らしさに目を細め、茶席を楽しみながら、菓子器の出来栄えを鑑賞。鯖江市東鯖江2の上木愛子さんは「色も形もなかなか良い」と話した。
苅田道明館長は「素朴な美しさと、使うほど愛着が出るのが越前焼の魅力。この機に若手窯元の作品を知り、使ってもらえたら」と話していた。
茶席は抹茶と菓子付きで1人500円。問い合わせは、県陶芸館=電0778(32)2174=へ。3月1日は休館。
(田中宏幸)