ジャンル・エリア : 福井 2010年03月19日

県内メーカーの自社ブランドが並ぶ産直店=鯖江市のめがね会館で
県眼鏡協会(黒田一郎会長)が、産業観光の拠点化を目指して鯖江市のめがね会館内を再整備していた「めがねミュージアム」が20日にオープンする。県内眼鏡フレームメーカーの自社ブランドを扱う産直店を備えているのが特徴。国産フレームの魅力を発信し、需要掘り起こしを狙う。18日には報道機関向けの内覧会が開かれた。
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めがねミュージアムには産直店、体験工房、博物館の三つを設置。産直店では協会に加盟する35社の自社ブランド計1500個のフレームを陳列。スタッフ4人の態勢で販売や検眼、フレームの調整、修理などに応じる。
体験工房では職人が付き添い、糸のこぎりを使ってオリジナルのプラスチックフレームを製作する予約制の体験講習を開催する。博物館では「県めがね大使」を務める俳優の大村崑さんが収集した有名芸能人の愛用眼鏡約70点を借り、展示している。

俳優の大村崑さんの眼鏡コレクションを紹介する博物館=鯖江市のめがね会館で
黒田会長は「眼鏡業界のシンボルタワーでもあるめがね会館から情報発信し、産地の活性化につなげたい」と抱負を語った。
再整備事業は安価な中国製品との差別化を図り、産地ブランドの認知度を高める狙いで着手した。改修面積は約500平方メートルで、総事業費は約5000万円。19日にはオープニングセレモニーがある。
(田中宏幸)