ジャンル・エリア : 福井 2010年04月27日

自然界では珍しい黄色いオニオコゼ(左)。右は一般のオニオコゼ=坂井市三国町の越前松島水族館で
坂井市三国町の越前松島水族館で5月5日まで、ゴールデンウイークにちなんだ企画展「ゴールデンフィッシュ展」が開かれ、「ゴールド」にちなんだ魚や両生類約20種、計150匹が出迎える。
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体が黄金色やそれに近い色の個体をはじめ、名前に「金」「ゴールデン」などがつく種類、本来の色が抜けた「アルビノ」などが集められた。
中でも珍しいのは黄色いオニオコゼで、展示に合わせて山口県の水族館から譲り受けた。オニオコゼは一般には赤茶色や黒っぽい色で、岩陰などに隠れて生息している。展示されているのは体長約20センチで、体全体が黄色。展示担当の河内航平さんは「自然界では目立ち、餌が取りにくい上に敵からも狙われやすく、成長するのはまれ」と説明する。ここまで成長したこと自体が貴重な存在だ。
ほかに「ゴールデンダイヤモンドエンゼル」「ゴールデンセルフィンモーリー」「コガネマアジ」「ヘラルドコガネヤッコ」など、きらびやかな名前の魚が紹介されている。
同水族館は5月1~5日は午後9時まで営業する。期間中は午後7時半からナイトイルカショーも行われる。
(本田優子)