ジャンル・エリア : 三重 2010年04月30日

神島灯台を案内する一日灯台長の水谷さん(左)=鳥羽市沖の神島で
5月1日に創設100周年を迎える鳥羽市沖の神島にある神島灯台が29日、一般公開された。観光客や地元島民ら約240人が訪れ、灯塔からの景色を楽しむとともに、1世紀にわたり海上の安全を見続けてきた灯台の歴史に触れた。
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鳥羽海上保安部の勢良俊也部長が、市観光協会キャンペーンモデル「真珠な人」の水谷愛さん(25)=松阪市=を一日灯台長に任命。水谷さんは、灯台について説明したり、観光客と記念写真に収まったりした。
建設当時の写真や、1995年までいた灯台守の1日の過ごし方も紹介された。
地元のお年寄りは「灯台からの連絡で、遭難した船を助けにでた」などと懐かしげに振り返っていた。
(遠藤健司)
【神島灯台】
海の難所・伊良湖水道を航行する船の安全のため、1910年に造られた。日本で初めて白熱電灯が使用された灯台としても知られ、三島由紀夫の小説「潮騒」にも登場する。