ジャンル・エリア : 愛知 2010年06月16日

本光寺の参道で見ごろを迎えたアジサイ=幸田町深溝で
アジサイ寺として知られる幸田町深溝の本光寺境内で、約1万株が見ごろを迎えた。梅雨の雨を浴び、青や紫、白色の15種類が、競うように咲き誇っている。
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本光寺は、近くに城跡が残る深溝城を拠点に徳川家康に仕え、功績で島原7万石の大名となった深溝松平家の菩提(ぼだい)寺。明治維新までは松平家専用の寺として一般の立ち入りが禁じられていたが、40年以上前から鶴田悦章住職(69)がアジサイや梅、ツバキを植え、地域に親しまれる“花の寺”として再出発した。
同寺宝物館では、松平家7代目の忠雄(1673~1736年)の墓所から発掘された陶器や香道具、小判など、貴重な副葬品の特別展示も。開館は6月末までの午前10時~午後3時で、月曜休館。展示の拝観は300円。
6月中の平日は、松平家4代目家忠(1555~1600年)ゆかりの浄土寺(同町大草)で、祈とうを受けられる。元料理人の飯田大全住職(30)手作りの精進料理付きで、2000円。当日午前11時半までに予約が必要。(問)浄土寺=電0564(62)2153
(中野祐紀)