ジャンル・エリア : 三重 2010年07月20日

農園で採れたトマトなどを抱える北川さんと婚約者=多気町丹生で
トマトやキュウリ、ナスなどの“野菜狩り”が楽しめる農園が、多気町丹生にお目見えした。収穫するのが、一般的なミカンや柿などの果物ではない点がみそで、近くに住む園主の北川順平さん(24)は、地域の新たな観光拠点を目指している。
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北川さんは高校を卒業後、愛知県安城市でキャベツなどの栽培技術を学んだ。2年ほど前に帰郷し、市場に出荷するハクサイなどを扱ってきたが、より多くの人の関心を集めようと、婚約者と野菜狩りを考えた。
オクラや枝豆と合わせて、4月に600平方メートル以上のハウス農園で無農薬栽培を始め、7月4日に「じゅんぺい農園」として開いた。今後、トウモロコシやピーマン、シシトウ、ゴーヤーなども取り入れていくという。
100メートルほど離れた場所には、ランチバイキングが人気を集める農村レストラン「まめや」があり、「空席待ちの間にでも利用してほしい」と北川さん。手塩にかけて育てた野菜に対する利用客の感想を聞かせてもらうのも、楽しみにしている。
開園は偶数日。今年は9月上旬まで続ける予定で、冬季は休む。野菜は100グラム単位で量り売りし、価格はキュウリの20円から枝豆の150円まで。
問い合わせは北川さん=電090(5031)4455=へ。
(我那覇圭)