ジャンル・エリア : 岐阜 2010年07月30日

テープカットをして羽佐古トンネルの開通を祝う関係者ら=郡上市美並町白山で
県が郡上市美並町白山-同市八幡町小那比間で整備を進めてきた「羽佐古(はざこ)トンネル」が29日、開通した。交通の難所だった大峠をトンネルで貫いたことで、通行時間が約10分短縮されるという。
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国道156号から小那比へ抜ける県道鹿倉白山線と市道大峠線は標高500メートルの峠道で狭く、急カーブの連続。大雨や積雪などで通行止めになることもしばしばだった。
新設された羽佐古トンネルは、接続区間も含めて長さ約1.6キロ、幅7メートル。県営市町村合併支援農道として、2002年から36億2000万円かけて整備された。美並町側では、トンネルへ通じる県道の拡幅整備も長さ590メートルにわたって進められてきた。
美並町側であった開通式には、県や市、地元の関係者ら約120人が出席。古田肇知事や日置敏明・郡上市長、尾藤義昭・関市長らが、地元の子どもたちと共にテープカットやくす玉割りをして祝った。
(築山栄太郎)