ジャンル・エリア : 岐阜 2010年11月29日

「飛騨の山」を手にする牛丸岳彦さん。中央にそびえるのは城山=高山市内で
飛騨山岳会(舩坂不二夫会長)が、登山者向けの案内本「飛騨の山 研究と案内」を全国出版した。飛騨地方の山に焦点を当てた書籍は初めてで、100カ所の山を登山情報を盛り込んで紹介している。
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創立100周年記念で2年前に同山岳会が出した会員向けの本「飛騨100山」を目にした京都市の出版社(ナカニシヤ出版)が一般向けの書籍化を会に打診し、出版の運びとなった。
飛騨山脈(北アルプス)、北飛騨(飛越山地)、御岳、両白山地(白山連峰)、高山市街の5地域ごとに、3000メートル級の高峰から市街地にある城山(687メートル)など里山までを掲載。コースのほか交通アクセスや難易度、必要装備や登山時の留意点を記し、実際に登った会員の感想も載せている。
執筆と編集に携わった飛騨山岳会の牛丸岳彦さん(38)は「飛騨の山脈は数が多く、山上からの眺めも雄大で飽きない。この本を通して、飛騨の山に親しむ人が増えてくれれば」と期待している。
B5判、306ページで、2625円(税込み)。 (山下洋史)