ジャンル・エリア : 愛知 2010年12月12日

佐久島と大島を結ぶ桟橋の途中にある「イーストハウス」=一色町佐久島で
現代アートによる地域おこしが進む一色町の佐久島に、2棟のあずまやが全長60メートルのベンチでつながる個性的な建築作品が誕生した。訪れた若者たちがのんびりした島の雰囲気を楽しんでいる。
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島西部の人気スポット「おひるねハウス」を2004年に手掛けたことで知られ、岡崎市欠町で建築事務所を開く南川祐輝さん(41)の新作。東部の大島桟橋ポケットパークに設け「イーストハウス」と名付けた。
2棟のあずまやは南側が3メートル四方、北側が2メートル四方の木造立方体で白色ペンキで塗装。階段やベンチが付けられ、屋上に上がって海風に吹かれたり、ベンチで寝転んだりすることができる。
訪れたスーパー従業員池戸修太さん(24)=みよし市=は「屋上で目を閉じると波の音がとても心地良い。島は別世界」と話した。
南川さんは「こちらから、どう遊んだらいいかというような提案はしません。思い思いに楽しみ方を見つけて」と話す。
(相坂穣)