ジャンル・エリア : 石川 2010年12月21日

遊び心のあるぽち袋が並ぶ作品展=県立伝統産業工芸館で
芸妓(げいぎ)遊びなどで心付けを入れる「ぽち袋」の作品展が、金沢市の県立伝統産業工芸館で開かれている。来年1月12日まで。
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東京の「神楽坂ぽち袋組合」が、2003年から作品の一般公募を開始。組合の協力を得た同館が今年から金沢でも募集し、イラストレーターや市民らが作った約600点を展示している。
会場には、陶板でできた猫のぽち袋や、オートクチュールの切れ端でつくった服が付いた作品などが並ぶ。明治時代に木版刷りで作られたぽち袋もある。
同館は「既成の袋の概念にとらわれていない作品ばかり。見て楽しい遊び心やしゃれっ気に注目してもらえれば」と話している。
来年1月9、10日には、同館で4色の木版刷りのぽち袋作りのワークショップも開く。材料費(3枚1セットで500円)が必要。問い合わせは、同館=電076(262)2020=へ。 (中村文人)