ジャンル・エリア : 富山 2011年01月07日

3カ月半ぶりに勢ぞろいしたフンボルトペンギン=富山市ファミリーパークで
池で元気 展示再開
3カ月半ぶり
富山市ファミリーパークは今年最初の営業日の5日、昨年夏の猛暑で体調を崩していたフンボルトペンギン全8羽の展示を、3カ月半ぶりに再開した。勢ぞろいしたペンギンたちは、池で元気な姿をみせていた。
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パークでは、昨年8月下旬~9月下旬にペンギン13羽のうち、5羽が熱中症による脱水症状で死んだ。残り8羽も血液検査で肝機能の低下と脱水症状がみられたため、9月末から展示を休止し、治療していた。
先に体調の回復した3羽が10月末に池に戻った。残り5羽もビタミンやミネラルの栄養補給や冬場の環境に慣れさせた後、12月の検査で回復したため、再展示を決めた。
動物課の堀口政治さんは「体調が完全ではないと思うので、健康観察をしっかりしたい」と話している。ペンギンが池の周りを歩く人気のイベント「ペンギンお散歩ガイド」の再開は未定。 (永井響太)
自然繁殖取り組む
ノルウェー産のスバールバルライチョウの自然繁殖を目指す富山市ファミリーパークに6日、雌1羽(1歳半)が東京の上野動物園から到着した。

上野動物園から譲り受けたスバールバルライチョウの雌=同パーク提供
ライチョウの搬入は昨年12月末の予定だったが、雪のため延期していた。譲り受けたのは体長約30センチ、体重約900グラム。健康状態は良好という。
ライチョウは、健康状態や病気の発症の可能性など2週間かけて検査。20日以降に照明を24時間点灯し、ノルウェーの白夜を再現しながら屋外展示する。パークにいる雄2羽とお見合いさせ、交尾や出産を誘発させて全国初の自然繁殖に取り組む。 (永井響太)