ジャンル・エリア : 三重 2011年02月01日

厳しい冷え込みで氷瀑、美しい姿を見せる不動滝=名張市の赤目四十八滝で
冷え込みが続く名張市赤目町長坂の赤目四十八滝で31日、1996(平成8)年の冬以来15年ぶりに不動滝に氷瀑(ひょうばく)が出現した。訪れた観光客は寒さに震えながら、美しく凍った不動滝をカメラに収めていた。
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滝を管理する赤目四十八滝渓谷保勝会の職員が午前9時ごろ確認した。千手滝、布曳滝、荷担滝、琵琶滝なども氷結するなどした。
不動滝は高さ15メートル、幅7メートルで滝の入り口から徒歩約5分辺りにある。水量が多くめったに氷瀑は見られない。奈良県宇陀市から来た夫婦は「朝の冷え込みが強かったので赤目四十八滝が凍っているかもしれないと思って来ました。神秘的で良かった」と話した。
この日は、市街地の名張消防署で午前4時ごろ氷点下3.1度を観測。市街地より2、3度気温が低いといわれる赤目四十八滝では、午前9時ごろでも氷点下4度だった。 (川合正夫)