ジャンル・エリア : 石川 2011年02月02日

「牛太郎」オリジナルの石焼きビビンバオムライス=宝達志水町今浜で
宝達志水の7飲食店
宝達志水町はオムライスでまちおこしを目指すことになり、1日から町内の飲食店7店舗で有料のオムライス試食会を始めた。これまでメニューに載せていなかった店舗もオリジナルのオムライスを考案。いずれの店舗も28日まで期間限定で提供する。(島崎勝弘)
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町ふるさと振興室によると、1925(大正14)年に日本で初めてオムライスを出した大阪市内の洋食店の店主北橋茂男さん(故人)が旧志雄町(現宝達志水町)出身だったことから発案した。
同町今浜の「牛太郎」では、石焼きビビンバオムライスを750円で提供。熱々のビビンバの上に、半熟のプレーンオムレツがのっている。オムレツの上のケチャップにはコチュジャンなども混ぜてある。
店主の西道大作さん(40)は「うちは焼き肉店なので、店の特色を生かしたオムライスにした。試みとしてはおもしろい」と、オムライスによるまちおこしを歓迎する。同店では、肉巻きをオムレツで包んだ和牛肉巻きオムライスもある。
ランチとして石焼きビビンバオムライスを注文した地元の自営業の男性(31)も「町の人でも、オムライスを考案したのがこの町出身の人というエピソードは知らない人が多いはず」と話していた。
町では今後、商工会を中心に「オムライスの郷プロジェクト」を進めて、町内でイベントなどを開催することにしている。
オムライス試食会の問い合わせは、町ふるさと振興室=電0767(29)8240=へ。