ジャンル・エリア : 石川 2011年02月08日

歴代の車両の写真などが展示されている特急「雷鳥」号のパネル展=JR金沢駅で
27日までの乗車 ピンバッジ贈呈
3月12日のダイヤ改正などに伴い、引退するJRの特急「雷鳥」号の往年の雄姿を紹介する記念パネル展が7日、JR金沢駅コンコースで始まった。ラストランとなる3月11日まで。
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大阪-富山間を結んだ「雷鳥」は1964(昭和39)年に運行を開始。現在の「485系」は運転席付近からも風景が楽しめるパノラマグリーン車を備え、人気を集めている。
運行開始当初の「ボンネット型」や、ボンネット部分がなくなった「非貫通型」など歴代の写真が並び、食い入るように見つめるファンの姿も見られた。
主催するJR西日本金沢支社は、雷鳥にまつわる思い出やメッセージを2月末まで募集している。感謝の言葉や記念写真のほか「新婚で 乗った雷鳥 きょう孫と」といった川柳も寄せられ、一部が展示されている。応募用紙は同駅コンコースに置いている。
また、27日までに金沢駅で「雷鳥」に乗降すると、歴代の「雷鳥」がデザインされた3種類のピンバッジの中から一つがもらえるキャンペーンも実施している。
3月11日には引退記念のセレモニーも開かれる。同社によると、役目を終えた「485系」車両の用途は未定という。北陸から大阪方面へはサンダーバードに1本化される。 (辻紗貴子)