ジャンル・エリア : 富山 2011年02月22日

会場に並べられた菓子の空き袋や瓶などの漂着物=氷見市海浜植物園で
菓子空き袋、さい銭箱、医療廃棄物…
氷見市海浜植物園は、国内や外国から市内の松田江浜に流れ着いたごみなどを展示する「松田江浜漂着物展」を28日まで開いている。海辺の漂着物を“反面教師”にして、自然を大切にする心を育んでほしい-との願いを込めた催しだ。(奥村圭吾)
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会場には、菓子の空き袋やカップ麺の容器、外国の文字が記されたペットボトルなど60種類、計260点の漂着物が並んでいる。
木製のさい銭箱といった意外な漂着物や、医療廃棄物と思われる注射器もある。
これらは、日常的に海岸を清掃している同植物園職員の関谷秀勝さん(34)らが拾った。こうしたごみは、季節風による波で12月から1月にかけて多く打ち寄せられる。「海の環境に興味を持ってほしい」と考えて始めた展示は、今回で10回目を迎えた。
流木など自然物もあるが、展示物の大半は人間の営みで生じたもの。関谷さんは「展示を通じて、環境を大切にする気持ちが少しでも高まってくれれば」と期待する。入場無料。
問い合わせは、同植物園=電0766(91)0100=へ。