ジャンル・エリア : 石川 2011年06月14日

展示が始まった帆船形の大凧「浜風丸」=輪島市塚田町で
巨大帆船をかたどった世界最大級という凧(たこ)の展示が13日、輪島市塚田町の能登のお祭館「キリコ会館」で始まった。
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内灘町で毎年5月に開かれる「世界の凧の祭典」で、同町大凧保存会が2008年に実際に揚げることに成功した「浜風丸」と名付けられた凧。長さ6.2メートル、幅2.5メートルの船体に、赤色のナイロン製の帆を張り、船底から最上部までの高さは5.5メートル、重さは23キロ。
フェスティバルで実際に揚がった時の写真も紹介している。保存会からは1997年に同館に畳53枚分の大きさの凧が贈られており、その縁で今回の寄贈も実現した。
訪れた人は「こんな大きなものが空を飛んだなんてすごい」と感嘆の声を上げながら見上げていた。
稲垣民夫館長は「会館ではキリコを中心に能登の神事や祭りを紹介しているが、多彩な祭りの一つとして変化が加わり、多くの人に楽しんでもらえると思う」と話している。 (小塚泉)