ジャンル・エリア : 三重 2011年06月30日

母親と寄り添うように泳ぐイロワケイルカの赤ちゃん=鳥羽市の鳥羽水族館で
鳥羽市の鳥羽水族館は29日、飼育しているイロワケイルカが雌の赤ちゃんを産んだと発表した。十分な授乳は確認されておらず、飼育員らが慎重に様子を見守っている。同館での出産は12例目。
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母親はララ(20歳)で、赤ちゃんの尾びれが見え始めてから約2時間後の同日午前5時55分に生まれた。体長75センチ、体重8.5キロ。父親はカイ(14歳)とみられる。
ララの出産は5例目。過去4例のうち、3例は4カ月余以内で死んでいる。
飼育担当者は「難産だったが、しっかり産んでくれた。授乳がうまくいき、順調に育ってほしい」と話した。
鳥羽水族館のイロワケイルカは1頭増えて5頭。母子がいる展示プールは当面閉鎖するが、映像を近くのモニターで見ることができる。 (片山健生)