ジャンル・エリア : 三重 2011年07月07日

飛鳥中の校章がくっきりと浮かび上がる水田=熊野市飛鳥町で
熊野市飛鳥町で、同町の農業小畑貞文さん(73)が育てる古代米の田んぼアートが見ごろを迎えている。11アールの水田に、黄色や紫、緑の稲で描かれたアメンボと、同市飛鳥中学校の校章が浮かび上がっている。
- 【この記事に関連する旅】
- 「三重」の旅だより
小畑さんは、5年ほど前から田んぼアートを始め、これまでは扇形やひし形などの模様を描いてきた。今年は同校の生徒にデザインを依頼し、地元住民の協力を得て田植えをした。
7種類の古代米とコシヒカリが植えられており、稲穂が実る8月中旬ごろからはアメンボが別の絵柄になったり、今は緑一色の部分に新しい絵が見え始めるなど、デザインが変わっていく。小畑さんは「何が現れるかは、その時のお楽しみ。2度、3度と訪れて、デザインの変化を確認してもらいたい」と話した。 (鈴村隆一)