ジャンル・エリア : 近畿 2009年11月08日

学生らの作品でにぎやかに飾り付けられた車内=大津市の京阪電鉄坂本駅で
「日本で一番細長い美術館」として、学生のアートで車両を飾った京阪電鉄の「石坂線みんなで文化祭号」が7日、大津市内の同電鉄石山坂本線で運行を開始した。
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作品展示を通して、沿線の学校同士をつなげようと、4年前から毎年企画。5回目の今年は、市内の中学や高校など13団体が参加。2両編成の車両には、内部の天井から外側のボディーまで、360点の絵画、デザイン、書、写真などがびっしりと飾られた。
今年は京阪膳所駅で縦横12センチの画用紙を配布し、駅の利用者に描いてもらった絵を車内に飾る一般参加の企画もある。
車両正面のヘッドマークに鮮やかな気球を描いた滋賀大付属特別支援学校高等部2年の中村光男さん(17)は「とても記念になった」と、動く美術館を楽しんでいた。
運行は23日まで。石山-坂本間の21駅、14・1キロの距離を往復する。
(滝田健司)