ジャンル・エリア : 愛知 2011年09月05日

昨年のおいらん道中の様子=名古屋市中区の大須観音で(大須商店街連盟提供)
名古屋市中区の大須商店街一帯で10月14~16日に開かれる「大須大道町人祭」の実行委員会は、メーンイベント「おいらん道中」の参加者を募っている。当日は、おしろいを塗った着物姿の女性が商店街を練り歩く。実行委の担当者は「華やかな姿を披露できるので、ぜひ参加を」と呼び掛けている。
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募集するのは、おいらん役の女性20人と、付き添いの「かむろ」役の少女18人。おいらん役は18歳以上で身長155センチ以上。かむろ役は5~10歳で身長145センチ、体重45キロほどが上限。おいらん役は書類審査のほか、面接と体力テストがある。
実行委によると、おいらん道中への参加は世代を問わず人気があり、昨年はおいらん役に200人の応募があった。寺西儀高委員長(54)は「大須の街が好きな人、もっと魅力を知りたい人に参加してもらえれば」と話している。
申し込みの締め切りは27日。問い合わせは、大須商店街連盟事務所=電052(261)2287=へ。
大須大道町人祭は、寂れつつあった商店街に危機感を抱いた若手商店主らが1978(昭和53)年に始めた。現在は大須を代表するイベントとして定着している。34回目の今年は、45組250人の大道芸人やパフォーマーらが出演する。