ジャンル・エリア : 愛知 2011年11月09日

前衛的な絵画や彫刻が並ぶ中部美術文化展=名古屋市博物館で
中部美術文化協会の「中部美術文化展」(中日新聞社主催)が8日、名古屋市瑞穂区の市博物館で開幕した。13日まで。例年は有料入場券が必要だが、今年は60回の記念展で無料で楽しめる。
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協会は、戦前に前衛芸術家が集まって結成した伝統を継ぐ。
記念展も会員、準会員、会友の計61人が超現実主義や抽象画、幻想画などの絵画、デザイン、彫刻作品136点を出品した。
最高賞の中部美術文化賞を受けた江南市の準会員小笠原千鶴さんの「5W1H」は、数枚の星条旗がもつれ合う作品で、混迷した時代の雰囲気を描く。
集中発表として、名東区の河村瑞江・名古屋女子大名誉教授の繊維造形作品60点を展示。木綿や毛糸などさまざまな素材で生命を表現した立体や平面の作品が並ぶ。