ジャンル・エリア : 石川 2011年11月18日

紋平柿を収穫する谷本さん=宝達志水町山崎で
きょうから国道沿い直売も
宝達志水町山崎で、町特産の紋平柿づくりが最盛期を迎えている。17日は秋晴れの空の下、地元の柿農家谷本恒一さん(66)らが、はさみで1個1個丁寧に大ぶりの実を収穫した。(島崎勝弘)
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谷本さんによると、収穫した実は発泡スチロールに並べ、エタノールを染み込ませた脱脂綿を入れて密封し3日間ほど置く。取り出してさらに1週間置くことで渋みが抜け、甘くておいしい柿に仕上がる。「去年は春先に寒かったせいか、実が落ちてしまいダメだったけど、今年は豊作」と谷本さん。
山崎生産組合の岡本秀郷組合長(71)によると、紋平柿は昔から宝達山のふもと周辺に自生しており、1989年から山あいの畑に挿し木をして育て、町の特産品に仕上げた。現在はオーナー制も取り入れ、組合員35人が栽培している。
これまでは地元の会館で直売をしてきたが、18日午後からは国道159号の国道河原交差点のそばに直売所を設け、12月上旬まで販売する。岡本さんは「新規オーナーも募集している。みんなで良い柿をつくって後世に伝えていきたい」と話していた。
贈答品として人気があり、Lサイズ16個入りが3000円から。
問い合わせは山崎紋平柿販売所=電0767(28)3110=へ。