ジャンル・エリア : 近畿 2008年11月12日

大津市内五遺跡で出土した遺物が並ぶ「埋蔵文化財展大津むかしむか~し」=同市役所市民ギャラリーで
大津市内の遺跡の出土品を並べる「埋蔵文化財展 大津むかしむか~し」が11日、市役所市民ギャラリーで始まった。14日まで。
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縄文時代から平安時代の滋賀里遺跡(滋賀里)や奈良時代から平安時代にかけての中路遺跡(神領)など市内5遺跡で、昨年11月から今年9月に発掘された110点を展示している。
中でも古代の街道駅跡と考えられる堂ノ上遺跡(神領)では、今回の発掘調査で、駅など公的施設の門と見られる遺構を確認。その周辺から出土した軒丸瓦や軒平瓦を並べた。
また滋賀里遺跡から出土した弥生土器の高坏(たかつき)や、衣川遺跡(衣川)の古墳時代の勾玉(まがだま)、戦国時代以降の大津城跡・中保遺跡(浜大津)の信楽焼すり鉢や丸瓦などもある。
この展示は、市埋蔵文化財調査センターが出土品を市民に直接見てもらう場として毎年開いている。15日からはセンターに会場を移して展示する。
(曽布川剛)