ジャンル・エリア : 愛知 2008年11月25日

紅葉名所を巡る無料ルートバスに乗り込む観光客ら=犬山市の名鉄犬山遊園駅で
犬山市観光協会が22日から運行している「無料紅葉ルートバス」が好評だ。バスは12月7日までの土、日曜日、寂光院や桃太郎神社など市内の紅葉名所や城下町を周遊する。
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ルートは「紅葉ゾーン」「犬山城下町」の2つ。起点になる名鉄犬山遊園駅を午前9時から午後4時まで、それぞれ30分おきに出発する。
“尾張のもみじ寺”として名高い同市継鹿尾の寂光院は、境内の紅葉が見ごろになっている。参道脇や本堂の周りの木々は鮮やかに色づき、訪れた大勢の家族連れらが紅葉をバックに記念撮影していた。松平実胤山主によると、紅葉のピークは11月末ごろになりそうという。

紅葉狩りの客でにぎわう境内。右の建物が本堂、左が随求堂=犬山市継鹿尾の寂光院で
寂光院では、本堂横にある随求堂(ずいぐどう)の修復など平成の大修理1期工事が10月末に終わった。12月14日までの「もみじまつり」の間、随求堂は内部がライトアップされ、天井絵などが一般公開されている。2期工事は来年2月に着工、本堂の解体修理などを行う。
このほか、同市栗栖の桃太郎神社周辺はモミジとイチョウのコントラストが美しく、12月7日まで「桃太郎もみじでんがく祭」を開いている。
犬山市観光協会は「寂光院周辺や栗栖地区は駐車場がほとんどなく路上駐車は交通渋滞の原因になる。地域住民の生活にも支障が出るため、ぜひ公共交通機関と無料バスを利用して」と呼び掛けている。(問)犬山観光案内所=電0568(61)6000
(野末幹雄)