ジャンル・エリア : 富山 2012年01月05日

ふるさと教育委
砺波地域に点在する山城を中心に紹介する「となみ山城マップ」を、砺波地区公民館ふるさと教育推進委員会が作製した。砺波、南砺、小矢部、高岡、富山、射水各市の山城の位置や特徴が掲載されている。6市にまたがる広域的な地図は初めて。
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砺波平野は、南北朝時代に武将桃井直常が幕府に反抗して各地で戦闘を繰り返し、戦国時代には一向一揆の争いも繰り広げられた。その過程でさまざまな城が築かれ、現在120カ所の城跡が確認されている。
マップはB2判で、片面は山城やとりでなど120カ所や、戦のあった位置などを記した地図を掲載。もう片面は、増山城(砺波市)や今石動城(小矢部市)、井波城(南砺市)、日宮城(射水市)など21カ所を取り上げ、図や写真を添えて歴史などを紹介、砺波平野の戦国史年表も添えた。
1万部作製し、道の駅となみや散居村ミュージアム、図書館などで無料で配っている。同委事務局の市教委に県内外から問い合わせがあるといい、増刷も検討している。同委は「砺波地域の城跡を多くの人に知ってもらい、マップを手に山城歩きを楽しんでほしい」としている。問い合わせは同委=電0763(82)1904=へ。 (萩原誠)