ジャンル・エリア : 岐阜 2012年01月25日

1964年当時の駄菓子やおもちゃが並ぶ会場=羽島市竹鼻町の市歴史民俗資料館・映画資料館で
公開中の映画「ALWAYS三丁目の夕日‘64」の小道具を通じて、昭和の暮らしを紹介する「昔のくらしと道具展」が、羽島市竹鼻町の市歴史民俗資料館・映画資料館で開かれている。3月17日まで。
- 【この記事に関連する旅】
- 「岐阜」の旅だより
映画は東京オリンピックが開かれた1964年の東京の下町が舞台。羽島市正木町の古物商「タイム・トンネル」が、生活用品やおもちゃなど約400点を小道具として貸し出した。
羽島市桑原町の長良川周辺が撮影場所にもなったことから、資料館がタイム・トンネルに協力を求め、展示会を企画した。
会場には、小道具として使われたおもちゃや靴、化粧品、食料品のポスターなどに加え、当時の服や生活雑貨など約2000点を展示。映画の駄菓子屋や洋品店の店先に並んだ商品を間近で見ることができる。
映画に登場する3輪自動車「ミゼット」の同型車も置いた。瓶入りの歯磨き粉やアルミ製の水筒、殺虫剤の噴射機も並ぶ。このほか、55年ごろまでに市内の小学校で使われた勉強道具も展示。勉強机や顕微鏡、制服など約200点を紹介している。
岐阜市の主婦鈴木裕子さん(24)は「今の商品とまったく違っていて時代を感じる。映画を見て、展示品を探したくなる」と話していた。
入場料は高校生以上300円、小中学生以下は無料。
(石井宏樹)