ジャンル・エリア : 愛知 2012年02月02日

被災地でも同時開催しているひな人形展=名古屋市守山区中志段味の「和陶楽」で
陶彩のひな人形展「春一番展」が1日、名古屋市守山区中志段味の陶芸処「和陶楽」で始まった。7日まで。
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陶彩作家の山根康嗣さん(64)が制作した、磁器製のひな人形や貝合わせなど140点を展示。指先ほどの小さなおひなさまがずらりと並び、最小は1.5センチ。いずれの作品も一色を塗るたびに焼いて金や赤、緑など鮮やかな色彩が映えている。
山根さんは、宮城県石巻市の陶器店「観慶丸」で2月末まで開かれている展示会にも、30点ほどを出展中。店側と10年以上の付き合いがあり、昨年末に「ひな人形が飾られたきれいな店をみんなに見てもらい、春を感じてほしい」と頼まれ、出展した。
共同で制作している妻のかをりさん(60)は「手間をかけた色鮮やかな作品を見てもらい、『寒い冬はもう明けて春が来るんだ』と思ってもらえれば」と願っている。 (中村文人)