ジャンル・エリア : 福井 2012年03月02日

本堂前に飾られた盆梅=若狭町の三方石観世音で
若狭町三方の観光名所「三方石観世音」と同町成出のJA敦賀美方梅の里会館で1日、福井梅の老木で作った盆栽を展示する「盆梅展」が始まった。形の整った枝にピンクのつぼみを膨らませ、訪れた人の目を引いている。20日まで。
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町特産の福井梅をアピールしようと、三方盆梅愛好会(田中正良(まさなが)会長)が毎年開いている。三方石観世音での開催は初めて。
盆梅は、梅農家から譲り受けた老木を鉢に入れ、剪定(せんてい)を繰り返して整える。完成するまでに5年ほど手入れが必要とされる。
三方石観世音は本堂の中と本堂前の敷地に26鉢、梅の里会館には14鉢を展示している。三方石観世音は桜の名所としても地元で知られるが、近隣住民らも「一足早い梅の花でにぎわい、風情があって良いですね」と喜んでいる。
愛好会では、順調にいけば10日前後に開花し、今月中旬には見頃を迎えると予想している。鑑賞無料。
(安福晋一郎)