ジャンル・エリア : 石川 2012年03月12日

磯部副理事長(右)の案内で弘法池を見学する参加者=白山市釜清水町で
金沢など 5市25人モニター参加
白山手取川ジオパークの観光ルートを探るモニターツアーが11日、白山市内であり、参加者が手取峡谷の雄大な眺めを楽しんだり、清らかな湧き水を味わったりして、白山の水の恵みを体感した。(高橋貴仁)
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白山手取川ジオパーク推進協議会と市観光ボランティアガイド連絡協議会が主催。金沢、白山、野々市、加賀、羽咋の5市から25人が参加し、NPO法人加賀白山ようござったの磯部雄三副理事長が案内した。
吉野の黄門橋では手取峡谷を見学。参加者は、手取川が長い年月をかけて形成してきた切り立った谷を欄干から身を乗り出して眺めたり、カメラ機能付きの携帯電話で写真を撮ったりしていた。
名水として名高い弘法池に歩いて移動。磯部副理事長が「弘法大師がつえで岩を突いたところ、水が湧き出てきたと伝わっている」と湧き水のいわれを説明。参加者は興味深げに耳を傾けながら、こんこんと湧き出る水を味わった。
作田朝子さん(67)=白山市鶴来新町=は「近くを車で通ることは何度もあったが、あらためてゆっくり巡ると新たな発見があり、おもしろい」と話していた。同市瀬波の白山里で天然温泉の入浴などもあった。
両協議会は2014年度末の北陸新幹線金沢開業に向けてジオツアーの策定を進めており、参加者からのアンケートを今後の参考にする。24、25日にもモニターツアーを企画している。