ジャンル・エリア : 福井 2012年03月16日
勝山市の県立恐竜博物館の展示品を紹介する移動展「世界に誇ろう、福井の恐竜」が16日、小浜市の県立若狭歴史民俗資料館で始まる。27日まで。
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フクイサウルスなどの全身骨格7体を含む約160点を展示。多種多様な恐竜化石の発見が続く勝山市北谷の発掘現場や調査状況を解説している。
3年ごとに開く移動展。2010年に見つかった1億2000万年前の新種のイグアノドン類の下あご化石(複製)を公開するなど、前回の展示以降に分かった調査の成果も示している。
恐竜博物館は近年、海外の研究機関と共同で発掘に当たっている。会場に展示した長さ約10メートルの中国の竜脚類エウヘロプスの骨格は、北谷で見つかったフクイティタンをイメージできるという。
展示を企画した博物館の担当者は「ザクザクというほど化石が見つかる地域は国内で北谷以外にない」と魅力を話し、来場を呼び掛けている。
入館料は100円。幼児や小中高生、70歳以上は無料。
18、24、25日には午前10、午後1、3時の3回にわたって展示の解説があるほか、20日午後1時半から講演会「発掘と福井の恐竜」も予定されている。 (池上浩幸)