ジャンル・エリア : 愛知 2012年06月28日

マレーグマの赤ちゃんのマーチン(右)と母親のマー子=東山動物園提供
東南アジアの森林に生息し、絶滅が危ぶまれているマレーグマの赤ちゃんが東山動物園(名古屋市千種区東山元町)で生まれ、すくすく育っている。誕生時に400グラムほどの体重は、3カ月で6キロに増加。30日に一般公開する。
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赤ちゃんは雄で今年3月29日に生まれた。名前は「マーチン」。父親は18年前に来園したマー君(年齢不詳)、母親は15歳のマー子。マーチンは、夫婦の3番目の子どもになる。
動物園の担当者は「ストレスが掛かると、親が赤ちゃんを守ろうとして、飲み込んでしまうことがある」と説明する。警戒心を和らげるため、3カ月間、静かな暗い個室で子育てさせてきた。
マーチンは母乳で大きくなり、最近は柵にぶらさがって遊ぶのが楽しみ。ただ、親から離れすぎると、心配したマー子が口にくわえたり、抱いたりして、二本足で立ち連れ戻すという。
(丸田稔之)