ジャンル・エリア : 富山 2012年07月05日

富山ゆかりの10人の作家をパネルで紹介したコーナー=県立高志の国文学館で
富山ゆかりの文学作品などを収めた県立高志(こし)の国文学館(富山市舟橋南町)の内覧会が4日あった。オープンは6日午後1時から。
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入り口近くには、県内に点在する文学ゆかりの地を記した立体地図が出迎える。少年時代を富山市で過ごし、芥川賞受賞作「螢(ほたる)川」で知られる宮本輝さんら10人の作家をパネルで紹介。3000冊を収容する高さ5メートル、幅13メートルの巨大な本棚もある。
大伴家持が詠んだ越中万葉から十一首を選び、その世界を映像と朗唱で体感できるほか、富山ゆかりの漫画家6人と作品を紹介するコーナーもある。庭を眺めながら本が読めるライブラリーや子どもが絵本を楽しむ親子スペース、研修室もある。
文学館は鉄筋コンクリート2階建て、3070平方メートル。総工費19億4000万円で、旧知事公館を改修して建設した。
開館後、大伴家持と越中万葉をテーマにした企画展が開かれる。
(山田晃史)