ジャンル・エリア : 愛知 2012年07月11日

菓子のサンプルを飾り付けた作品がずらりと並ぶ「お菓子の美術館」=清須市の市はるひ美術館で
生クリームや洋菓子の精巧なレプリカを造形作品にちりばめた現代アート展「渡辺おさむ お菓子の美術館」(中日新聞社など主催)が、清須市はるひ美術館で開かれている。9月30日まで。
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アクリル樹脂製の生クリーム、紙粘土のアイスやマカロンがびっしり付いた高さ2.6メートルのキリンが来場者をお出迎え。ケーキのように飾られた東京スカイツリーや住宅の模型が並ぶ「スイートタウン」など120点が美術館全体を彩っている。
現代美術作家の渡辺おさむさん(32)が「フェイク・クリーム・アート」と名付け、東京造形大在学中から続ける創作シリーズ。
訪れた親子は「どれもおいしそう」「お菓子の国にいるみたい」と楽しげな声を上げた。渡辺さんは「お菓子を食べた時の幸せな記憶を呼び起こしたい。夢のような空間が出来上がった」と語った。
一般700円、高校・大学生600円、小中学生300円。会期中は渡辺さんの造形ワークショップが5回開かれる。(問)美術館=電052(401)3881
(荒井隆宏)