ジャンル・エリア : 愛知 2009年12月08日

新発売の筆柿茄子カレー。ルーとともに黄土色の筆柿ペーストが盛りつけられる=幸田町の筆柿の里・幸田で
幸田町桐山、国道23号の道の駅「筆柿の里・幸田」の食事処(どころ)笑意軒で、地元特産の筆柿を使った新メニュー「筆柿茄子(なす)カレー」が登場した。
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駅名になった筆柿は同町の特産で、全国の95%以上を占める圧倒的な生産量を誇るが、生で食べられるのは9月から10月ごろ。年間を通して名物を味わってもらおうと、長谷輝彦店長(44)らが考案した。
筆柿のヘタと種を取り除いてミキサーでペースト状にして火を通す。添加物は使わない。一緒に盛り付けたカレールーと混ぜ込むことで、天然の甘さとまろやかさを堪能してもらう。町内産の揚げナスとゆで卵も添える。
長谷店長は「味は、もちろん自信がある。これまでほとんどなかった生以外の用途を提案して、筆柿生産農家を応援したい」と意欲を燃やしている。
1日限定20食で、価格は680円。筆柿360キロ分のペーストが保管してあり、なくなり次第、販売を終了する。
(中野祐紀)