ジャンル・エリア : 石川 2009年12月24日

いすの座り心地を確かめるファン。手前のショーケースには来年4月、トロフィーが飾られる予定だ=能美市で
展示 半数入れ替え MVPトロフィー来年4月登場予定
米大リーグのロサンゼルス・エンゼルスに移籍した松井秀喜選手(35)の故郷・能美市にある「松井秀喜ベースボールミュージアム」が23日から展示品の半数を入れ替え、旧ヤンキースタジアムの雰囲気を再現した新コーナーなど、国内外でも例を見ないミュージアムへと様変わりした。来年4月には、ワールドシリーズMVPのトロフィーも展示される予定だ。
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展示されたのは2008年まで使用された同スタジアムで、松井選手が使ったロッカーやいす、高さ2.75メートルの外野フェンスのラバーなど。ロッカーにはユニホームなどが掛けられ臨場感を演出したほか、来館者も実際に観客席に腰掛け記念写真も楽しめる。
ファンも待ちわびるMVPのトロフィーは、松井選手の「結婚してから初めてもらった大きな賞のトロフィーを少しの間でも部屋に飾りたい」との意向で展示先送り。到着を待つ展示ケースには、松井選手から父へ、ファンに込めたメッセージが記されている。
ワールドシリーズの活躍を振り返る日米の新聞や、記念Tシャツ、ペナントなどを集めたコーナーもある。
ヤンキースでつかんだ展示品の数々に、父親の昌雄さん(67)は「ヤンキースは秀喜にとってメジャーリーガーとしての原点。一番の思い出」と感慨深げ。「幼いころに描いた夢の象徴がMVP」とも語った。 (田嶋豊)