ジャンル・エリア : 福井 2013年01月08日

越前がにの幼生=越前町の越前がにミュージアムで
越前町厨(くりや)の越前がにミュージアムで、例年より1カ月ほど早く、越前がにのふ化がピークを迎えている。水槽内を漂う様子は粉雪のようで、訪れた人たちが興味深そうにのぞき込んでいる。
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現在はふ化から初期段階の「第I期ゾエア」と呼ばれる状態で、体長3ミリほど。約5万匹が水槽内を浮遊しており、3カ月ほどかけて稚ガニに育っていく。ふ化が早まった理由は不明だが、同ミュージアムは「カニの赤ちゃんの水中散歩は3月いっぱいまでは見られる」としている。

まるで粉雪のように水槽内を舞う、越前がにの幼生=越前町の越前がにミュージアムで
水槽内では雄ガニが雌ガニをハサミでつかむ求愛行動も見られ、訪れた人たちは係員に説明を聞きながら、越前がにの生態に見入っていた。
(平林靖博)