ジャンル・エリア : 石川 2013年02月06日

南九州の「キリシマツツジ」と能登の「のとキリシマツツジ」を紹介する写真展=七尾市一本杉町で
真っ赤な花を咲かせる「のとキリシマツツジ」や、そのルーツとされる南九州の「キリシマツツジ」を紹介する写真家渋谷利雄さん(76)=羽咋市島出町=の作品展「能登キリシマツツジの源流へ」が、七尾市一本杉町の昆布海産物処しら井のミニギャラリー玉藻で開かれている。27日まで。
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のとキリシマツツジを長年撮影している渋谷さんは昨春、鹿児島県霧島市や宮崎県えびの市を訪問。地元の専門家に案内してもらい、民家や霧島連山などで、キリシマツツジや山中に群生する紫色の「ミヤマキリシマ」をカメラに収めた。訪問に合わせて、両市役所で、のとキリシマツツジの写真展も開催し、好評だったという。
今回の作品展では、キリシマツツジとミヤマキリシマ、能登の民家に咲くのとキリシマツツジの写真40点を展示する。南九州を訪れた際の現地の住民との交流や風景の写真も、アルバムに入れて紹介している。
渋谷さんは「南九州にも、能登に負けないくらいのキリシマツツジがある。写真展が南九州と能登の交流のきっかけになれば」と話している。 (福本英司)