ジャンル・エリア : 岐阜 2013年02月07日

雪の金華山ケーキを開発した神保和則さん(右)と、コーヒー開発者の青山知憲さん=岐阜市役所で
喫茶文化で岐阜に人を呼び込もうと、コーヒー愛好家らでつくる市民グループ「岐阜珈琲(こーひー)物語」が、雪が積もる冬の金華山をイメージしたチーズケーキを作った。5日から市内の4店舗で提供している。
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ケーキはタルト生地の上に、酒かすを混ぜたチーズムースとラムレーズン入りのガトーショコラを重ねた。酒かすは地元の日本泉酒造(岐阜市加納清水町)が純米吟醸酒を搾った際に出たもの。
ケーキを考案したのはさかい珈琲(入舟町)などを経営するJ・ARTの神保和則専務(44)。昨年10月から試作を繰り返したが、「酒かすの風味を生かしながらアルコールを飛ばす」のに苦労したという。ケーキの表面は生クリームで覆い、雪が積もった金華山を模した。
ケーキに合うように、珈琲屋さむ(神田町)マスターの青山知憲さん(40)が新たなブレンドコーヒー「ぎふ珈琲・ピッコロ」も作った。コーヒーが苦手な人にも親しんでもらえるよう口当たりを優しくした。
ケーキとコーヒーのセットは2月末まで、バムズカフェ(長良井田)、茶えずり(一松道)、さかい珈琲、珈琲屋さむの4店で味わえる。店ごとに、アイスや果物を飾って700円前後で提供する。
グループは名古屋圏から客を呼び込み街を活性化しながら、市民間の交流を深めようと、2011年4月に結成された。これまでにオリジナルブレンドコーヒーと、地元特産いちごを使ったミルク入りコーヒーを提供してきた。
(久保田麻里衣)