ジャンル・エリア : 三重 2013年05月02日

見頃を迎えた淡い紫色のフジ=亀山市の太巌寺で
県内有数のフジの名所として知られる亀山市住山町の太巌(たいがん)寺で、樹齢160年以上のフジが満開を迎えた。
寺は、記録が残る19世紀半ばには、既に「藤寺」として親しまれていた。長いもので1メートルを超える淡い紫の花房が垂れ、約270平方メートルのフジ棚を包んでいる。
寺の檀(だん)信徒総代の杉浦満光さん(80)によると、今年の花房は短めだが、ちょうど大型連休に見頃が重なった。例年は7500人前後が訪れるといい、6日まで夜間のライトアップがある。
見物にはフジの保存協力金として200円が必要。問い合わせは同寺=電0595(82)0824=へ。
(滝田健司)