ジャンル・エリア : 愛知 2013年05月09日

飼育員や島民らの手でいけすに放されるイルカ=南知多町日間賀島で
南知多ビーチランド(美浜町)が飼育する雌のハンドウイルカの「ソニア」(推定8歳)と「フラン」(同11歳)が8日、9月まで4カ月半を海で過ごすため南知多町の日間賀島西港に到着した。普段のプールとは違う環境で気分転換し、砂浜で観光客らとも触れ合う。
日間賀島での飼育は「イルカのリゾート」と題して1995年に始めた。別の施設からイルカが来た時期もあったが、2011年から再びビーチランドのイルカが訪れている。
この日は2頭がトラックでビーチランドを出発し、師崎港(南知多町)からカーフェリーで日間賀島へ。クレーンで小型船に移し、ビーチランド職員や島民らが担架で海水浴場脇のいけすへ運んだ。
ソニアは昨年から2年連続、フランは初の日間賀島。飼育担当の松田好生さんは「体調は問題ない。自然の海を楽しんでほしい」と話していた。
海辺に慣らした後、12日から有料で見学など触れ合いを受け付け、6月ごろから浅瀬で一緒に泳ぐ体験も予定している。(問)日間賀島観光協会イルカプログラム受付係=電0569(68)3055
(吉岡雅幸)