ジャンル・エリア : 近畿 2013年05月20日

母親と一緒に休息するカルガモのひな=大津市のロイヤルオークホテルで
大津市萱野浦の「ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ」中庭の池で19日早朝、カルガモのひな9羽が生まれた。母親について回る愛らしい姿はホテルの風物詩となっており、利用客らを楽しませている。
この中庭でカルガモが生まれるのは7年連続。越冬のために巣立つまでの1カ月半ほどはホテルの池周辺で生活する。担当者によると、4月29日に母親が卵を温める抱卵を始めたが、例年よりふ化に時間がかかった。心配していた関係者は胸をなで下ろした。
生まれたばかりのひなたちは母親から離れないようによちよち歩きをしたり、親子でかたまって池を泳いだりしていた。小さなひなが懸命に動く姿を収めようとカメラを構える人もいた。18日から宿泊していた大阪市の会社経営者明石和邦さん(62)は「朝になったら生まれていて良いタイミングだった。かわいらしい姿はホテルの名物なのでこれからも営みが続けば」と目を細めた。
中庭にはカルガモのつがいがもう1組おり、間もなくひなが生まれそうだという。
◆写真を募集、6月に作品展
大津市萱野浦の「ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ」は6月14~30日、中庭で生まれたカルガモのひなの写真展を開く。同9日まで作品を募集する。
写真展はホテルのカルガモのPRのため一昨年に始めた。今年は19日に生まれた9羽ともうすぐ生まれるとみられるひなを撮影した作品が対象。縦203ミリ、横254ミリの横写真をプリントして応募する。
ホテル内に置いてある応募票に必要事項を記入し、フロントまで持ち込むか郵送する。郵送先は「〒520 2143 大津市萱野浦23の1 ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ マーケティング課カルガモフォトコンテスト係」。問い合わせは同ホテル=電077(543)9109=へ。
(山内晴信)