ジャンル・エリア : 石川 2013年05月23日

輪の黒い筋までしっかり見えた土星=金沢市キゴ山天体観察センターで(同センター提供)
金沢市キゴ山天体観察センター(平等本町)が、毎週金曜夜に大型天体望遠鏡を一般開放する「星見の日」が人気だ。今年は土星の輪がくっきり見える“当たり年”といい、担当者は「予約不要でふらっと天体観察を楽しんで」と呼び掛けている。
星見の日は2005年に開始。5月から10月までの毎週金曜午後7~9時に開き、職員が星空解説をする。
来場者は毎年700~800人だが、昨年は1048人と急増。昨年3月に施設をリニューアルしたことや、天文イベントが多かったことから注目が集まったとみられる。
親子連れを中心に若者グループや天文ファン、高齢者まで幅広く、リピーターのほか夜景を見に来たついでに来る人も多いという。
今は土星が見ごろ。今年は地球との位置関係がよく、輪が一直線にならないため、輪の黒い筋までしっかり観察できるという。6月からは金星も楽しめる。問い合わせは、センター=電076(229)1141=へ。 (小椋由紀子)