ジャンル・エリア : 甲信越 2013年05月27日

咲き競う色とりどりのボタン=伊那市高遠町の遠照寺で
「ぼたん寺」の愛称がある伊那市高遠町山室の遠照寺で、色とりどりのボタンの花が見ごろを迎えている。天気が良ければ来週末ごろまで楽しめそう。
先代住職の妻松井智恵子さん(95)が、30年前に亡夫を弔って3株を植えたのが始まり。檀家(だんか)の協力で株を増やし、現在は160種2000株が植えられている。化学肥料や農薬を使わずに育てている。境内では、黒みを帯びた花の「黒竜錦」、今年初めて花を付けた中国ボタンの「豆緑」などが咲き競う。
シーズン中は「ぼたん祭り」と銘打ち、十割そばの提供や苗木の販売をしている。入園料は400円、中学生以下無料。問い合わせは遠照寺=電0265(94)3799=へ。
(小佐野慧太)