ジャンル・エリア : 富山 2013年06月27日

導入されたペン型の音声ガイド機=高岡市古城で
児童にも分かる工夫
高岡市博物館(古城)は28日から、展示内容を解説する携帯型の音声ガイド機を貸し出す。お年寄りや小学生らが展示内容を気軽に耳から学べるように工夫した試みで、博物館の学習機能や魅力発信を高める。
ペン型のガイド機の先端を展示に割り振られた番号のバーコードに接触させると、それぞれの解説が男性の声で流れ、イヤホンで聞くことができる。
音声ガイドで解説するのは、加賀藩2代藩主前田利長や瑞龍寺など高岡の歴史、民俗、産業を紹介した常設展示されたパネル50点。パネル1点につき1分半程度で、スタッフが小学生でも分かるように文章を練り上げた。全解説を聞くと1時間15分になる。音声ガイド機は5台。利用は無料。
博物館スタッフは「小学生でも分かるようにかみ砕いた解説になっているので、新しい見学の方法を楽しんでほしい」と話している。 (飯田克志)