ジャンル・エリア : まちおこし | 福井 2013年07月08日

丸屋仁志さん(前列中)の案内で「七里壁」を見学するクレヨンのいとうさん(前列右)ら=勝山市本町2で
勝山市民らが中心市街地を散策して魅力を学ぶ「かっちゃま まちなか再発見ツアー」が7日、市内の本町通り周辺などで開かれた。勝山観光協会などから「かっちゃままちなかにぎわい隊」に委嘱されている吉本興業の芸人「クレヨン」の2人も参加し、観光客を案内するためのネタづくりに励んだ。
関係機関や中心市街地6区で構成する「まちなか観光誘客促進会議」(松井拓夫会長)が、市民全員が自分のまちを案内できるようにしようと企画した。初回のこの日は約50人が参加した。
市文化財保護委員の丸屋仁志さんが案内役を務め、まちなかにそびえる河岸段丘の崖「七里壁」や花街の風情が残る河原町通り、湧水地の「大清水(おおしょうず)」などを紹介。七里壁では高さ7メートル余りの石垣を見上げ「江戸時代は上に武士、下に町人が暮らした」などと説明した。クレヨンのいとうさんは「大清水は、料亭のいけすとしても活用したことなど、興味深い生活文化に触れることができた」と話し、にぎわい隊の隊長として魅力の発信に燃えているようだった。
「再発見ツアー」は今後も定期的に開くという。
(山内道朗)