ジャンル・エリア : 三重 | 鉄道 2013年09月09日

稽古に力が入る団員たち=桑名市森忠で
桑名市のアマチュア劇団「劇団すがお」が22日、同市の大山田コミュニティプラザで「鉄道員(ぽっぽや)」を上演する。映画にもなった浅田次郎の同名小説の舞台化に挑む。
国鉄の民営化を背景に、妻と1人娘を亡くした主人公・乙松が、鉄道員として人生を全うする物語。劇団が長年手がけてきた親子愛のテーマに沿った作品として選んだ。
20~70代の出演者9人は、6月から稽古を開始。演出担当の石垣正司さん(64)は「一生懸命生きていれば何かいいことがあるという乙松の姿や、娘に対する思いを見てもらえれば」と話す。
公演は午前11時と午後2時の2回。午前と午後で妻役と娘役が交代するダブルキャストも見どころの一つという。チケットは会場などで販売しており、前売りは一般1500円、シニア(65歳以上)1300円、中高生1000円。当日は300円増し。
劇団すがおは51年前に設立され、83回目の公演。学校の先生や看護師など一般市民で構成する。問い合わせは、代表の加藤さん=電090(8159)4497=へ。
(渡辺聖子)