ジャンル・エリア : 文化 | 歴史 | 芸術 | 近畿 2013年09月25日

米作りの四季を描いたびょうぶと、町内で使われていた農具=愛荘町立歴史博物館で
江戸から明治期の米作りや暮らしぶりを伝える企画展が、愛荘町立歴史文化博物館で開かれている。10月20日まで。
農耕風景を四季の流れに沿って描いたびょうぶなど4点を展示。田植えから正月行事まで、はっきりした色使いで描かれている。田んぼに弁当を持ち出す家族や、田んぼの脇で洗濯をする人の姿も描かれている。
千歯扱(せんばこ)きや蛇車(じゃぐるま)など町内で使われていた農具4点も飾った。学芸員の上田喜江さん(32)は「びょうぶの中に、道具を発見するのが面白い」と見どころを紹介。
28日午前10時半と午後1時半に、学芸員による作品解説がある。上田さんは「子どもも気軽に」と来館を呼び掛けている。
(河辺嘉奈子)