ジャンル・エリア : 愛知 2014年03月17日

新区間の開通を祝って風船も飛ばされたセレモニー=豊田市美山町で
国が整備している国道155号豊田南バイパスの豊田市美山町-東新町間(1.1キロ)が16日、開通した。国道153号豊田西バイパスとつながり、名古屋方面と豊田市中心部のアクセスが向上。通勤ラッシュの渋滞緩和も期待される。
地元の美山小学校で式典があり、太田稔彦市長が「市のまちづくりの骨格を成す幹線道路だ。防災や物流に役立ち、都市基盤の強化につながる」と期待を込めた。
続いて、完成した道路でセレモニーを開催。テープカットの後、小学生130人が風船を空に放ち、ピンク色のクラウンを先頭に車がパレードをした。
開通区間の近くにはトヨタ自動車元町工場があり、周辺の道路は朝夕の渋滞が深刻だった。渋滞緩和と交通安全の向上が見込まれる。東名高速道路豊田インターチェンジから豊田市役所までの所要時間も4分ほど短縮できる。
豊田南バイパスは豊田市中心部から4キロ圏を環状につなぐ豊田外環状線の一部。今回で全長12.9キロのうち9.2キロが完成した。
(岡村淳司)